よくある質問

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FAQ 03

Q.都内で家を建てる場合、木造耐火にはどのようなメリット・デメリットがありますか?

 

A.木造耐火は、木造の柱や梁などを耐火性能のある材料で覆うなどして、必要な耐火性能を確保する建築技術です。防火上の制限が厳しい都内でも、木造を選択できる可能性が広がります。

建物の軽さや設計の柔軟性を生かせる一方、耐火被覆による壁の厚み、工事費、施工の難しさに配慮が必要です。
目黒区、世田谷区、品川区、大田区などで家づくりを検討すると、「この土地では耐火建築物にする必要がある」と説明されることがあります。その際、鉄骨造や鉄筋コンクリート造だけでなく、木造で耐火性能を確保する方法も選択肢になります。
大切なのは、木造か鉄骨造かを先に決めるのではなく、敷地の条件や希望する暮らし、予算を踏まえて、それぞれの特徴を比較することです。
 

木造なのに、火に耐えられるのですか?

木材は燃える材料ですが、木造の建物でも、柱や梁などを火の熱から守ることで必要な耐火性能を確保できます。
代表的な方法は、構造部分を強化石こうボードなどで覆う「被覆型」の木造耐火です。決められた材料や厚さ、施工方法によって被覆をつくり、火災時にも一定の性能を保つようにします。
ここでいう「耐火」は、建物の中で火災が起きない、家具や内装が燃えないという意味ではありません。火災に対して建物が倒壊しないことや、炎・熱を周囲へ伝えにくくすることなどを目的とした性能です。
また、柱や壁などの性能を指す「耐火構造」と、開口部なども含めて建物全体の基準を満たす「耐火建築物」は、区別して考える必要があります。
 

都内の住宅は、すべて耐火建築物にする必要がありますか?

すべての住宅に同じ基準が適用されるわけではありません。必要な性能は、防火地域・準防火地域などの指定に加え、建物の階数、面積、用途などによって変わります。
東京都には、準防火地域内の建物に対して防火性能を強化する「新たな防火規制区域」もあります。ただし、防火地域より一律に厳しい地域という意味ではありません。
戸建て住宅か共同住宅かによっても確認する内容は異なります。「3階建てだから必ず耐火」「木造だから建てられない」と判断せず、計画する建物と敷地に必要な性能を、設計の初期段階で確認することが大切です。
 

木造耐火には、どのようなメリットがありますか?

建物の軽さを生かせること

一般に、木造は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて建物を軽くしやすい構造です。そのため、地盤にかかる負担を抑えられ、条件によっては基礎工事や地盤改良の費用を抑えられる可能性があります。
ただし、耐火被覆の重量も加わるため、実際の基礎や地盤改良の内容は、地盤調査と構造設計に基づいて判断します。
 

計画によっては、建築費を抑えられること

木造の躯体を生かすことで、鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも費用面で有利になる場合があります。
特に、比較的コンパクトな住宅では、木造耐火が合理的な選択になることもあります。ただし、通常の木造住宅より耐火のための材料や施工が増えるため、「木造なら必ず安い」とはいえません。基礎から仕上げまでの総額で比較する必要があります。
 

敷地に合わせた空間を検討しやすいこと

都内では、間口が狭い土地や変形地など、建物の形に工夫が必要な敷地もあります。木造は、構造上の安全性を確認しながら、こうした条件に合わせた設計を検討できます。
また、柱を壁の中に納められる計画では、室内への柱型の出っ張りを抑えられます。限られた空間で家具を配置しやすくするなど、暮らしやすさにつながる点もメリットです。
 

デメリットや、注意する点はありますか?

壁や天井が厚くなること

被覆型の木造耐火では、強化石こうボードを複数枚重ねるなど、仕様に応じた耐火被覆が必要です。その分、壁や天井が厚くなり、室内の有効寸法や天井高さに影響することがあります。
狭小住宅では数センチの違いも使い勝手に関わります。図面上の面積だけでなく、完成後に使える幅や高さまで確認することが重要です。
 

設計と施工に専門性が必要なこと

耐火性能は、指定された材料を使うだけでは確保できません。ボードの継ぎ目、柱と梁の接合部、配管が通る部分なども、定められた仕様に沿って施工する必要があります。
施工の手間や確認事項が増えるため、費用や工期への配慮も欠かせません。将来のリフォームでも、耐火被覆を不用意に取り除かないよう注意が必要です。
 

大空間などでは、他の構造が適する場合もあること

柱のない非常に大きな空間や、階数の多い建物などでは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造が適する場合があります。木造で実現するために部材や工事が増えると、費用面のメリットが小さくなることもあります。
 

木造耐火を依頼する会社は、どう選べばよいですか?

木造耐火の施工実績に加え、敷地に必要な防火性能を説明できるか、壁の厚みや施工条件まで踏まえて提案できるかを確認しましょう。
オーワークスでは、木造耐火の設計・施工に対応するとともに、鉄骨造や鉄筋コンクリート造も選択肢に含めて検討しています。必要な耐火性能を確保しながら、限られた土地にどのような暮らしを実現するか。構造、デザイン、費用を合わせて考え、敷地とご要望に適した住まいをご提案します。