COLUMN 02
都内の条件の厳しい土地だからこそ、設計力が家の価値を変える
東京都内で家を建てようとすると、「理想的な土地」に出会えることは、決して多くありません。
特に目黒区や品川区、世田谷区、大田区などの城南・城西エリアでは、敷地が狭い、形が整っていない、道路が狭い、高低差があるなど、さまざまな条件を抱えた土地が少なくありません。
さらに、北側斜線をはじめとした建築上の制限もあり、「せっかく土地を購入しても、希望する家が建てられないのでは」と不安に感じる方もいらっしゃいます。
しかし、私たちオーワークスは、こうした土地を単純に「条件の悪い土地」とは考えていません。
むしろ、設計と施工の工夫によって、その土地ならではの魅力を引き出せる可能性があると考えています。
土地の条件が厳しいほど、設計力が問われる
例えば、敷地の一部が斜めになった変形地。
一般的な住宅のプランをそのまま当てはめようとすると、使えないスペースが生まれ、限られた土地を十分に活用できないことがあります。
しかし、建物の形状を敷地に合わせて計画すれば、土地をより有効に使うことができます。
高低差のある土地も同様です。
土地を大きく造成して平らにするだけではなく、その高低差を利用してスキップフロアを設けたり、床の高さを変えることで空間に広がりをつくったりする方法も考えられます。
北側斜線などによって建物の高さが制限される場合も、「建てられない部分」を見るのではなく、「その条件の中で、どこに空間を確保するか」を考えることが重要です。
都内の住宅設計では、単に希望する間取りを描くだけではなく、さまざまな法的制限を読み解きながら、敷地の可能性を最大限に引き出す設計力が求められます。
都内の家づくりでは「施工できるか」も重要
もうひとつ重要なのが施工力です。
都内では、建物と隣地との間隔がほとんど取れないこともあります。前面道路が狭く、大型車両が入れない現場も珍しくありません。
設計図の上では成立していても、資材をどのように搬入するのか、どこに車両を止めるのか、どの順番で施工するのかまで考えなければ、実際には建てることができません。
また、鉄骨造やRC造では、工事に必要となる車両や機器などの条件から、施工が難しくなるケースもあります。
その点、木造には都内の狭小地でも対応しやすいというメリットがあります。ただし、狭小地や変形地での施工には経験が必要です。設計者だけではなく、現場監督や職人まで含めた施工チームの対応力が、建物の完成度を左右します。
木造なら何でも自由につくれるわけではない
では、木造であれば自由な設計ができるのでしょうか。
実は、ここにも課題があります。
一般的な在来木造では、地震に耐えるために一定量の耐力壁が必要です。
土地が狭くなるほど、一つひとつの壁の位置が間取りに与える影響は大きくなります。
「ここを大きな窓にしたい」
「リビングをもっと広くしたい」
「吹き抜けをつくりたい」
そう考えても、耐震性を確保するために必要な壁が、設計上の制約になる場合があります。
特に、変形した平面形状やスキップフロア、大きな吹き抜けなどを採用する場合には、デザインだけでなく、構造的な安全性をきちんと確認することが重要になります。
そこでオーワークスが採用しているのが「SE構法」です。
SE構法だからできる、構造と空間の両立
SE構法は、木造でありながら構造計算によって建物の安全性を確認し、柱や梁を強固に接合することで、自由度の高い空間づくりを可能にする構法です。
オーワークスでは、このSE構法の特長を活かし、都内の限られた敷地の中で、耐震性と空間の広がりを両立する家づくりに取り組んでいます。
土地の形に合わせた建物。
開放感のあるリビング。
大きな窓や吹き抜け。
スキップフロアによる立体的な空間。
こうした設計は、見た目だけを優先するのではなく、「この構造で安全性を確保できるのか」という裏付けがあって初めて成立します。
都内の条件の厳しい土地だからこそ、「デザイン」と「構造」を別々に考えないことが大切なのです。
土地を見るところから、家づくりは始まっています
オーワークスは、目黒区・学芸大学を拠点に、都内で多くの住宅を手がけてきました。
私たちが大切にしているのは、土地に建物を無理に当てはめることではありません。
その土地には、どのような制限があるのか。
どこまで建物を広げられるのか。
光をどこから取り込むのか。
どのように構造を成立させるのか。
そして、実際にどう施工するのか。
それらを一つひとつ読み解きながら、「この土地だからできる家」を考えていきます。
土地の形が少し変わっている。
道路が狭い。
高低差がある。
希望している広さの家が建つのかわからない。
そんな土地でも、最初から諦める必要はありません。
土地の価値は、広さや形だけで決まるものではないからです。
条件の厳しい土地ほど、設計力・構造力・施工力によって、その可能性は大きく変わります。
土地を購入する前でも構いません。
「この土地なら、どんな家が建てられるだろう?」
そんなところから、私たちオーワークスにご相談ください。