o-works

東京・神奈川のデザイン住宅、デザインリフォーム、店舗デザイン
株式会社オーワークス 一級建築士事務所|東京都目黒区碑文谷6-4-7 TEL:03-3710-6602

Concept

折田清一 専務に聞く家づくり集団・o-worksの昨日・今日・明日(過去・現在・未来)

財産は「人の力」。信頼の輪が築くo-worksブランド。

特別なことは何もしていない。でも、すごく手間のかかることをしています。

-o-worksとはどういう会社なのですか。

o-worksの前身は大正元年に祖父が創業した左官屋です。同じ左官職人だった父親の代に左官以外のリフォーム・改修工事なども請け負うようになり、私が設計士として家業に戻った平成10年以降、建築事務所として新たなスタートを切りました。大きな特長は設計と施工が一体となっていること。建築設計事務所の設計と直接発注型の自社施工、そして職人の技術という3つの要素が融合した、小回りのきく建築会社なんです。もちろん、一番の自慢は何と言っても腕の良い職人が揃っていることですね。父親である社長が職人の目で選りすぐった職人集団は、どこに出しても恥ずかしくないo-worksの大きな財産です。

- o-worksならではの家づくりスタイルというと?

独自の設計システムとか施工方法とか、そういう特別なことは何もやっていません。お客さま一人ひとりの要望をかなえるため、物件ごとにゼロから設計プランを構築していく、言わば一軒一軒の家を常に手づくり感覚で創り上げるという当たり前の、でも、すごく手間がかかるのでなかなかできないやり方を誠実に実践しているだけです。ただ、設計部門と施工部門が常に連携し、両者を職人の技術が支えるという“o-worksスタイル"は、それだけで他社が真似できないシステムと言えるかも知れません。強いて基本方針を挙げるなら、適正なコストで最高水準のクォリティを実現すること。もちろんそれは最高水準の職人がいればこその“公約"だと思っています。

- o-worksのモットー

o-worksの「o」は“人の輪”を表していて、お客様、設計者、職人など、家づくりに携わるすべての人が手をとりあって家をつくることに由来しています。そもそも、o-worksが今のような設計・施工を行う会社になったのも、祖父の代からつづく職方との付き合いのおかげ。以前、o-worksで家を建てられたお客様や、一緒に仕事をしている職方から新しいお客様をご紹介いただくことも多いので、“人と人のつながり”を大切にする気持ちや人が結ぶ縁を日頃から強く感じていますし、やはり“人”がo-worksの原点だと思います。

やるなら社内システムの効率アップ。家づくりに“合理化

- 受注軒数が拡大すれば設計・施工部門のシステム化や効率化も必要だと思いますが。

あくまでお客さまに見えない部分、たとえば社内の情報共有や事務処理のシステムなどは可能な限り効率化していくことになるでしょう。実際、現在も週1回の全体会議を早朝に行ったり、作業日報を携帯メールで共有したり、効率化への取り組みは進めています。ただ、家づくりに関しての“合理化"はありえないですね。お客さまと接する設計・施工部門のスタッフ、とりわけ現場の職人たちに納得できる仕事をしてもらうためには、必要な手間ひまをかけるべきだと思っています。

- 現在、会社として取り組んでいる課題はありますか。

年間の施工軒数とか売り上げとか、数値的な目標はないんです。新築物件の受注がコンスタントにいただけるようになったのはこの5〜6年ですし、今はお客さまと長く付き合っていくこと、信頼を重ねていくことが先決。このスタイルを続けて少しずつステップアップできればと思っています。会社としての課題を挙げるなら、やはり「提案力」のアップですね。地道な取り組みになりますが、そのためには今、やっていることを一人ひとりがレベルアップしていくしかないでしょう。o-worksの原点は「人の力」であり、それは熟練の職人だけでなく一人ひとりのスタッフがそれぞれの持ち場で力を尽くすことなんです。

家は箱でも器でもなく「中身ありき」。そこから生まれるニーズを見つめて。

- 専務ご自身の家づくりに対する思いをお聞かせください。

以前は器だけ、箱だけを用意するという家づくりが注目された時期もありましたが、私自身はやはり、家は単なる器や箱ではなく、中身を考えて創るものだと思っています。それはインテリアやレイアウトといったハード面だけでなく、どんな人たちがどう暮らすか、言わばライフスタイルというソフト面を含めた“中身"です。だからこそ「お客さまと一緒に創る」が大原則であり、人と人とのつながりがo-worksを支えていると言っていいでしょう。

- 今後のビジョンとお客さまへのメッセージをお願いします。

中身とその器という総合的な観点からの家づくりに加えて、「家=人が集まる場所」という一つのソフトとして、そこから生まれるさまざまなニーズにも対応していきたい。具体的にはオリジナル家具の造り込みなどを新しい取り組みとして検討中です。お客さまへのメッセージはとにかく「一緒に創りましょう」ですね。竣工時や引き渡し時は良くて当たり前。1年後、2年後に「良い家ですね」と言われることをめざして、見た目のデザインや特殊な工法ではなく、家づくりのプロセスとマインドをブランドにしたいと思っています。施工部門を持たない個人の設計事務所では不安、でも規格化されたハウスメーカーは嫌、というお客さまは是非、私たちo-worksをパートナーに選んでください。もちろん、部分改修や修理も喜んでお引き受けいたします。o-worksの職人技をぜひ実感してください。

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